カテゴリ
お気に入りブログ
高原淳プロフィール
高原 淳
1961年北海道帯広生まれ 大阪芸術大学写真学科卒 雑誌・広告を中心にフォトグラファーとして活動 2000年帯広にUターン 2001年、ソーゴー印刷(株)代表取締役就任 2004年、雑誌「northern style スロウ」創刊を機に写真活動を再開 主な写真展 1985年「COMME JE SUIS」(6人展、Gallery・DOT) 1988年「再生」以来、Gallery・DOT(京都)にて定期的に個展開催 ・2005年10月「記憶の中の風景」(Gallery・DOT) ・2006年3月「記憶の中の風景」(弘文堂画廊) ・2007年11月「記憶の中の風景」(Gallery・DOT) ・2009年8月「スロウ20号記念展」(ファインアート器野) ・2010年5月「スロウなまなざし」(Gallery・DOT) ◎月刊しゅん http://shun.tv ◎しゅんプラス http://shun-plus.com ◎northern style スロウ http://www.n-slow.com ◎クナマガ日記 http://www.n-slow.com/blog/index.php ◎ソーゴー印刷 http://www.sogo-printing.com ライフログ
検索
その他のジャンル
以前の記事
2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
5月30日金曜日。午前6時20分帯広出発。7時から清水で取材。8時前に撮影終了。それからお茶をいただきく。いい朝だ。そして、素敵な暮らしだ。僕には到底まねできませんが。9時過ぎ帰社、というか出社。カジュアルな服装のままデスクワーク。それもまたよし。ともかく最低限の急ぎのものだけ処理するという状態。
午後1時45分、再び出発。今度は別メンバーと。準備等の時間があって、結局帯広を出たのは3時近くか? 屈斜路湖を目指す。時間が押していたので、ほとんどノンストップ。予定より45分遅れて目的地到着。それから急いで夕方の光の中で撮影。よかった、間に合った。必要カットを順次撮影していく。モデルはY家の人々。撮影は夜も続く。ランタンの光を頼りに夕食のカット。たき火のカット。星空のカット。星はさすがに三脚を使用したが、他は何とか手持ち・ストロボなしで撮っていった。午後9時、全予定終了。 写真はどんなものが写っているかよりも、どんな雰囲気が写っているかのほうが興味深い。僕の場合、キーワードとしては雰囲気、ムード、気配、質感、秩序、謎・・・といったものが写真に絡んできます。したがって、ストロボを使うことはほとんどありません。また、できれば三脚も基本的には使わないようにしています。できるだけ目の延長線上にある写真。ピントよりも色よりも重要なものがあるはず・・・。スロウの撮影はそんな感じで行っています。一般の商業写真ではあまり通用しない方法です。 それにしても気温はどんどん下がっていく。持っていった服をほとんどすべて重ね着しても暖まらないという状態。冬の装備にすべきだと思った。 今朝は4時から早朝撮影を試みるも、20分ほどで挫折。ん~。取材のほうは午前7時スタート。朝食をはさんで9時には完了。11時足寄で再び別メンバーと合流し、別件の取材&撮影。午後3時頃終了。4時半帰社。できる限り、写真のセレクトを進めねば。 この2日間、子供の直感力・行動力・イメージ力・創造力に対し、実は密かに舌を巻いていた。人はいつの間にか、こうした素晴らしい能力を使わなく(使えなく)なってしまう。これらの能力を再び呼び覚まし、仕事に生かすにはどうしたらよいのか? 失ってしまったわけではなく、きっと自分のどこかに仕舞い込まれているだけのはずだ。 明日はそうしたことを別な角度から考える日になるかもしれません。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-31 18:05
| 写真
午前中、仙台のホテルで原稿を少しまとめる。頭の中は少し整理されてきた。午後3時、仙台発。4時過ぎ千歳着。JRに乗って帯広に着いたのは7時過ぎ。7時半帰社。
さすがにおびただしい量のメールがたまっていた。資料も。急ぎのものだけとりあえず・・・と思ったら、もうこんな時間になってしまった。来週末までは気の許せない毎日。 仙台ではいくつかヒントを見つけた。やや小ぶりなアイデアですが。でも、少し環境が変わると発想力が増す。別に出張や旅行じゃなくても、環境をときどき変えてみればいいのだ。そう気づいた。そういえば、脳の働きをよくするのはサプライズだった。サプライズを起こすような演出が必要なんだ。自分で自分の暮らしをもっと演出しなきゃいけなかったんだ。 そう気づいて、サプライズのグッズを仕込んでみた。自分用とパートナー用。自分用は「4コマノート」と「時計スケジュールノート」。特になんてことはないんだけど、何だか楽しそうな商品。特に前者はわずか98円なのに、ワクワクしてきた。すごいな、無印良品は。だが、僕も発想力が高まってきた。商品開発したくなってきた。 帰りの飛行機と列車の中では、ずっと本を読んできました。めずらしく印刷業界の本。印刷の本って、あまりないですよね。本は印刷でできているけど、印刷はあんまり本になっていない。本当に変だ。それはいいのですが、印刷業界の業界としての現状と課題について的確に書かれている本。 だが、その課題はもう10年近く前からずっと言われ続けてきたことなのです。それをずっと乗り越えられずに来たため、業界全体が疲弊してきているのです。課題は明確、解決策は見えかけている。が、そこを突破した企業は少ない。それでもブレイクスルーできた企業は皆無ではない。皆無でない以上、チャレンジすべきだ。一週間前の取材の際、「ひとつでも成功例があるならば自分にも必ずできるはずだ」という話を聴いた。グーテンベルクは果敢にチャレンジして印刷術を生み出したのに、その末裔である我々がチャレンジ精神を失ってどうするのだ・・・。そんな思いが湧いてきた。 これは印刷業界だけではないな。あらゆる業界に言えることかもしれません。と同時に、一人ひとりの個人にとっても同じことが言えます。なぜチャレンジしないのか?と目の前に起こるさまざまな事象が問いかけています。個人・企業・地方自治体・国・・・あらゆるレベルでチャレンジが求められている。ぬるま湯に浸っていてはいけないと、僕にしてはめずらしく自分に対して辛口に自問自答していた。ロイヤルクラウンコーラが飲みたくなった。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-30 00:00
| 経営
朝8時55分の便で千歳から仙台へ。10時仙台着。近くて遠いイメージの東北だが、千歳-仙台間はあっという間だ。仙台に来るのは初めてかもしれないな。気仙沼や平泉には行ったことがあるから、きっと通過はしていると思うのですが・・・。
荷物をホテルに預け、本屋さんへ。それから昼食。そういえば朝食を食べ忘れた。1時半、早めのチェックイン。頭痛がしていたので本を読んで安静にしていた。4時から全農印連地区協議会。6時からは懇親会。印刷業界っぽい話題が中心。用紙価格問題など。9時終了。 「それでも脳はたくらむ」(茂木健一郎著)という本を読んでいたら、次の一文が出てきた。「人生において一番難しいのは、実は意欲を持つことである」。なるほど、そうかもしれない。意欲的に学び、働くことによって脳が変わる(才能が開花する)わけですが、意欲そのものをどう持ったらいいのか? この点になると、どうも曖昧になることが多い。それに意欲というものは、ちょっとしたことでしぼんでしまいやすい。 そこで重要なファクターとなるのが「文化」であると文は続いていた。文化は「遺伝子を通さずに性質を伝える装置」だという。文化というベースがあれば、自分の持つ意欲が仮に弱々しいものであったとしても、成長・進化することが可能なのではないか? 少しモヤモヤしているが、僕の中にひとつの仮説が生まれた。たぶんそうだ。 僕にとって一番身近な文化といえば、それは企業文化=社風ということになります。やはり社風だな。自己成長意欲の高い企業文化。これをどうやって作り出すか。そのためには意欲の源泉についてもっと考える必要があります。僕がふだん考えているのは「ムード」と「雰囲気」なんですね。辞書を見たら、ムードと雰囲気は同じ意味でした。あれっ? 僕の中では違うぞ。雰囲気は空間的だけど、ムードは時間的なような気がします。ま、あくまでも僕の解釈の問題なのですが・・・。 それはいいとして、いいムード、いい雰囲気というのは実に微妙なものです。ちょっと塩加減が狂うとまったく違った味になってしまいます。僕はしょっちゅう失敗します。いろんな意味で。ただ、そこが組織のありがたいところで、「いいムード&雰囲気でいこう」という一人ひとりの心がけによって、見事なまでに調和していくのです。ムード・雰囲気は建設的な人々の集まりならば、そう大きく崩れることはない。 だが、いいムード・雰囲気だけでは、成長・進化への力強いムーブメントにはならないんです。環境+目的意識。何らかの使命感に目覚めないと。したがって、企業文化には経営理念・使命・価値観・思想が色濃く反映されているべきだと思います。そうした思想体系が地域社会・人類全体にとって有益なものであるならば、個人の意欲を高める企業文化として受け入れられるに違いない。あとはいかに理解されやすい形にしていくかということになります。 これを言葉にすると、「ふわ~っ→わくわく」という感じ。このままでは理解されないでしょうから、言語化または映像化する必要があります。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-29 06:42
| 経営
「心豊かに生きたい」という願望があるということは、一見無目的に生きているように見える人にも、人生には「目的」があるということではないか? そう思いました。目的を持っているということを自覚していない、気づいていないだけ。あるいは言語化できないだけかもしれません。言語化できないことを信じることはできない、と信じている人は意外に多いですし・・・。
ですが、願望がある=目的があるという論法でいくと、すべての人は目的を持っている。そして、表面的、現実的、日常的な願望の大部分が、実は本当の願望ではなく、代替としての願望だったり、真の願望に近づくための手段だったりするわけです。「代替の願望」では満足感は得られません。「手段」だけを追い求めても真の願望は実現しません。 「本当にほしいものは何ですか?」という問いを自分自身に何度も投げかける必要があります。 その問いを僕はしばらく忘れていました。7年くらい。急にふとしたことからそれを思い出した。そこで口から出た言葉はやはり「手段」としての願望だった。まだまだだなぁ。 願望を煮詰めていくと、最後に残った結晶は「目的」に近いものになるような気がします。そしてその目的は、自己実現系のものと全体調和系のものと、2つに集約されるに違いない。しかも両者は矛盾しない。ほとんど自己実現=全体調和といって差し支えないものとなります。調和と矛盾するような類の自己実現は、たとえ実現したとしても心が安らがないので、自己実現とはいえないのです。そう考えると、自分の生きる目的はひとつの言葉で言い切ることができるような気がします。「私の使命は◎◎です」。この◎◎という言葉の前に霧が立ちこめています、僕の場合は・・・。たまに霧が晴れることもあるのですが。 ここまで、いかにも知っている風に書いてしまいましたが、僕も実は代替&手段としての願望が多い人間でして、自問自答がもっともっと必要なわけです。本当にほしいものは何か? この自問自答によってたどり着いた言葉(または映像)にこそ、真実の目的・理念が含まれている。そして、そこにたどり着くためには仕事を通じて自問自答するのが一番だと思います。仕事に対して本気を超えた超本気になる他ありません。うん、きっとそうだ。 昨日は午前4時から早朝撮影。瀬棚付近の海岸。風雨。9時半、前日の続きの撮影。昼過ぎ、黒松内で取材。2時過ぎ長万部で納品。それから軽く昼食。夕方千歳空港でN氏と別れ、ホテルにチェックイン。目の前に飛行機が見える宿に泊まったのは初めてだ。 今日は仙台出張です。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-28 06:46
| 写真
(ネットのつながらない場所にいたため、以下は26日夜の記述です)
奇跡が2度起こった。今朝、カバンに荷物を詰めようとしたんです。それも、きれいに。カバンの底のほうを手で探ると、何か出っ張っている。何かな・・・と思って取り出すと、あったんです。2ヶ月前、なくしたと思っていた名刺入れが! いやぁ、ビックリしました。胸のつかえがひとつ取れました。名刺入れって大事ですから。 朝7時15分ニセコ出発。瀬棚へ。9時半着。霧雨。10時最初の取材。天候その他の理由により撮影は一部のみ。予定より早めに終了。海岸沿いの風景撮影に切り替える。 午後1時半から2軒目の取材。何だか盛り上がって深く話し込む。意外な展開、経済問題~資本主義の行方にまで話題は広がっていく。取材的には大丈夫なのか? でもとにかくおもしろい。そんな感じで盛り上がっている間に霧が晴れないかな、と思っていたが晴れる気配はない。とりあえず、霧の中でも撮ることにしようと外へ。幻想的ないい風景。ああ、この感じ。記事的にどうかわからないが、僕的には手応え十分。霧、人間、動物、植物。楽しい。フワーっとしかかってきた。そのとき、奇跡その2が起こった。急速に霧が晴れてきたのだ。日差しが差し込んできた。青空になってきた。みるみるうちに。いやぁ、ビックリしました。 幻想的風景とはまた別な趣の魅力的風景となった。どんどん撮った。短時間で集中的に撮った。よし、終了。と思った瞬間、再び霧が立ちこめてきた。これを奇跡と呼ばず何と呼ぼう。僕は今日一日、どんなよいことをしたというのだろう・・・。そんな感慨にふけっていたら、N氏は「私のおかげ」とばかりに自分を指さしていた。それぞれに自画自賛。午後5時すぎ取材完了。 瀬棚市街の宿の宿泊。今日は前日とうって変わって胃も腹部も快調だ。 今日は頭の中にも霧が立ちこめていたが、ほんの少し晴れてきたような気がした。もう一歩だ。生産者も消費者も、女性も男性も、中小企業も大企業も、発展途上国も先進国も、自立→相互依存へと進むための道があるはずだ。 そのための道筋がゴチャゴチャしているだけで、多くの人は共通の目的意識を持っていると思います。ただ、そのことに気づいていないだけなのではないか? または、気づいていながら口に出していないだけなのではないかと思います。一見ガツガツ生きている人も心豊かに生きていきたいと思っている。一見パクパク生きているように見える僕も、やはり心豊かに生きたいと思っている。「心豊かに生きたい、暮らしたい」という願望は、どんな人生の目的から湧きだしてくるものなのか? ここを掘り下げたときに、「ああ、やっぱりみんなつながっているんだな」的な気づきが生まれるような気がします。 続きは明日朝書くことにします。頭の霧が晴れていれば・・・。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-27 18:37
| 写真
朝6時帯広出発。3日間の道央・道南取材だ。N氏と交代で運転。疲労軽減のため、半々に眠りながら最初の目的地真狩村へ。真狩はプレ取材。それから昼食。うどんを食べる。空腹状態で食べたはずだが、天ぷらの量が予想以上に多かった。一気に満腹となる。が、その後も精力的に回る。奥土農場さん→湯の里デスクさん→今後の取材候補先。それからニセコのとほ宿へ。近くのおすすめ温泉を教えてもらい、ひなびたいい感じの露天風呂に一浴。何となく日曜日気分となった。
昼食の天ぷらがまだ尾を引いていた。食欲では定評(?)のあるN氏と僕だが、二人とも完食に苦心する。僕は炭酸飲料の力を借りて達成した。N氏は無念そうな表情を浮かべていた。ホワイトアスパラがおいしかった。食後はすぐに横になろうかとも思ったが、宿のご夫妻と雑誌の話など。9時半頃部屋に戻って少し読書。これがおもしろい。K氏から借りたものだが、「コンセプトメイキング」という本。シンプルでわかりやすい。本って、こうあるべきだな。参考になった。 仕事観についてさらに書きます。 何を自己成長の核にするのか・・・という点。たとえば、今日食べた天ぷら盛り合わせの場合はエビ天が核になっていた。普通はそうですね。エビ天を核に、イカ、ナガイモ、大葉、のり、ホタテなどが配置されています。牛丼やチンジャオロース丼などは具が渾然一体となって具とご飯の二層構造になっていますが、天ぷら盛り合わせは違います。カレーライスも二層構造ですが、カツカレーやハンバーグカレーとなると話は違ってくる。何か話がずれているな・・・。 要は何か中心となる能力、コア・コンピタンスでいえば「コアバリュー」が必要なのです。ところが、自分のコアバリューが大葉の天ぷらだと思ってしまうと、全体のインパクトが弱くなってしまいます。大葉はおいしいけれど、天ぷら盛り合わせの中ではやはり脇役なんです。つまり「周辺バリュー」。自分の中の核となるもの。それは他人にとっての周辺バリューだったりすることもありますが、自分はこれだというものを確立すべきです。 核=コアバリューを磨き続ければ、周辺バリューは自然に磨かれていって、全体として調和のとれたものになっていく・・・というのが僕の考えです。穴を深く掘れば、穴の直径は深さに比例して広がっていくものです。スペシャリストはその道を極めればゼネラリストになるのではないか、と思ったりします。一流のスポーツ選手をみると、そんな感じがします。 では、その核となるものをどのように設定するのか? ここが最大のポイントです。多くの人はここで迷いが生じる。キーワードは、「とことん」「完全燃焼」「全身全霊」「楽しくなるまで」「過飽和」など。こうしたキーワードがつく仕事の仕方をすればたぶん核が顔を出すのではないか? 偶然出会う場合もあるでしょうが、多くの人は「とことん」の後に出会うこととなるはずです。 気をつけねばならないのは「義務感の伴った」とことん感(そんな言い方はないか?)。義務感は酸欠状態をもたらすもの。不完全燃焼につながってしまいます。したがって、自分の意志で明確に「やる」と決めることと、「なぜやるのか?」ということに対して、自問自答したほうがいいように思います。 ただひとつ、「なぜやるのか?」には例外があります。それは「なんかわからないけど、楽しくて仕方ないんだよね~」的な場合。この場合は天の啓示と解釈して、大いに突き進めば素晴らしいコアバリューになるに違いない。それが「なぜ」かは、数年後、数十年後にわかってくるはずです。ただし、このパターンは、熱しやすく冷めやすいタイプの人には要注意といえます。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-26 06:25
| 我が社
朝7時10分帯広発。9時半えりも町の豊似湖着。ううむ、こんなところがあったのか・・・。いい感じで撮影。いい木があるなぁ。気づくと12時。それから昼食も兼ねて大樹のギャラリー陶さんへ。店内には花炭がいっぱい。なんとなくいい空気が流れているような気がした。4時10分帰社。
4時半M&Mミーティング。月単位の計画等。7時からは帯広経営研究会理事会。本来ならばゆっくり休みたい土曜の夜ですが、皆さん熱心な討議。審議・協議事項がたくさんあったので、2時間たっぷりかかった。9時過ぎに終了。それから写真のプリント、データのコピー、出張準備等。さらに買い物をして帰宅したら11時。それから夕食。12時就寝。スロウを読もうとするが、4ページ進んだところで眠りにつく。 昨日に続いて仕事観について考えてみます。仕事観とは、仕事というものに対しての基本的考え方、価値観ということです。この仕事観が会社の仕事観と大幅にずれていると、ちょっと居心地の悪さとか楽しくないという状況になります。したがって、会社の仕事観と自分の仕事観との間に一致点や共通項がたくさんあったほうが仕事は楽しい。 我が社の仕事観は経営計画書の中でも明記されていますが、おもに「対等」「自己成長」「相互依存」の3つです。「対等」についてはいろんな場面で話したり書いたりしているので、ここでは割愛します。「自己成長」について不完全ながらも書いてみたい。人はなぜ成長し続けるのか? なぜ学び続けるのか? 自分はどうなのか? このポイントを外してはいけないと常々考えています。なぜ=動機がハッキリしていないと、その日その時の気分というものに左右されてしまい、成長したり、後退したりを繰り返す生き方になってしまうと思うのです。 成長したくないと思っている人は社内にはいないでしょうが、なぜ自己成長が必要なのかを自分の言葉で明確にしておく必要があります。 経営計画書には「仕事を通じて心が豊かになることこそ最大の自己成長・・・」とあります。これが言葉の上だけではなく、実感となるところまで仕事に打ち込むのが第一ステップです。ここがプロへの第一歩。それから自立→相互依存という状態を目指すのです。自立すること、すなわち「仕事を通じて心豊かになる」という過程を通過しないで相互依存の状態になることはできません。再び「依存」へと逆戻りです。 したがって、「自分が自立しているか」という課題は、もしかするとリタイアする瞬間まで考え続ける必要があるのかもしれません。いったん自立しても、世の中の変化に対応できなくなったら「依存」せざるを得なくなるからです。絶えず成長し続けなければならない理由のひとつがここにあります。 そして、何によって自分は自立するのか、何を自己成長の核とするのか。ここに自分の仕事観を確立するための鍵があると思うのです。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-24 21:28
| 我が社
午前9時スロウのミーティング。10時同窓会報の編集会議。午後2時半から料理撮影。今日も引き続きフットワークが重い。心なしか湿度が高いように感じる。が、そんな外的条件に左右されるようではいけない。フットワークとは別に、撮影のほうは順調に進んだ。夕方5時半からワシントンホテルで組合の総会・懇親会。何とかウーロン茶で持ちこたえた。何度かビールに手が伸びそうになったが。
8時過ぎ帰社。8時半から個人面談。もう、帰宅すべき時間がやってきた。ま、今日はそれでよしとしよう。 だが、何かがちょっと足りないな。何が足りないんだろう? 考えが足りないのか? 思いが足りないのか? 不完全燃焼感。不完全燃焼になると一酸化中毒にやられてしまいますので、仕事でも何でも完全燃焼せねばなりません。 仕事に対する完全燃焼とは何かというと、仕事を楽しむ、それも表面的にではなく広く深く立体的に楽しむということになります。だが、これを言葉で伝えるのは実は無理なのかもしれないな。「楽しむ」という言葉は奥が深い。たぶん言葉以外のものでなければ伝わらないだろう。では何ならば伝わるのか? その答えのひとつがわかった。スロウ15号を読んでいて。 やはり、仕事の完全燃焼とは何かを伝えるには、「仕事」をもって伝えることだ。そう確信した。「仕事の報酬は仕事」という言葉にも通じるな・・・。だから、自分の仕事を超立体的に楽しむべきだ。仕事そのものが楽しみにならなければ。今年の僕の個人的スローガンである「異常なる熱意の継続」を忘れてはいけない。今月末から8月にかけては、異常なまでに集中して仕事をしよう。そう決意した。 伝えるべき人に伝わりきらないのは、自分の中に不完全燃焼感があるからに違いない。そのようにも思った。自分が完全燃焼していれば、難燃性の人だって燃え上がる。そんな当たり前の原則をすっかり僕は忘れていたようだ。そして、不完全燃焼にならないようにするには、「換気をよくすること」だ。有酸素運動も必要だ。歩こう。 自らを律して生活しようと決めました。実は恥ずかしながら、もう何度もそう決意しているんですが・・・。今年の夏はイベントが目白押しだ。嫌でも集中せざるを得ない状況。ですから、今回はきっと決意表明通りになるだろう。 まずは自分からだ。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-23 22:14
| 我が社
朝6時帯広出発。10時霧多布着。取材2軒。それぞれ生き方について学んだ取材。生き方というのは職業とかライフスタイルといったことだけではなく、生きる上での基本的考え方だと思った。そう思いながらも撮影に徹しようとした。軽快なフットワークが求められる撮影だったが、前日に続いて少し体は重かった。重い=思いなのだと解釈して撮影していた。
取材終了は3時半。それから帰途につく。途中、厚岸で生ガキを8個食べる。あとは帯広を目指すのみ。N氏と交代で運転。会話も少なく、助手席では眠っているかボーッとして過ごす。8時帯広着。会社に戻ると、スロウ第15号ができていた。おお、いい感じではないか。読みたいという衝動に駆られつつも、撮影データのコピーとか、メールの返事とか、最低限すべきことをこなす。9時帰宅。夕食。それから15号を読み始める。ものすごい読み応えだ。少し寝不足になったが、別な部分の疲れがとれた。いい日だ。 昨日一日の出来事とは何の関係もないが、昨日はボーッと車に乗っている間「ハプニング」について考えていた。そういえば、僕って「偶然」については20数年間考えているけれど、ハプニングって言葉はほとんど使わないなぁ。ハプニングは「偶然の出来事」ってことですが、偶然の出来事よりも偶然の一致に目を向けてきたためなんだろうな。ほんのささいな一致のほうがインパクトのある出来事よりも興味深いと思ってきた。だからハプニングという言葉よりは、シンクロニシティという言葉のほうが使用頻度が高い。 ところが、昨日は自らを奮い立たせるものはハプニングなんじゃないかと思ったんです。だから、発憤+ingでハプニングっていうのだろうか? そんなはずはないが、発憤とハプニングとは偶然にも密接なつながりがありそうだ。そんな気がした。 僕の勝手な解釈では、多くの偶然というものには方向性があります。自分の成長すべき方向にいろんな偶然が起こっていく。したがって、その偶然の中に含まれているメッセージをキャッチすれば(気づけば)、流れに乗ることができる。一方、ハプニングも偶然ではあるが、それは「流れを変える偶然」なのではなかろうか? もうちょっと生き方を変えたほうがいい人生になるぞというサイン。で、それはどんな形で自分の目の前に起こるのだろう。たぶん、発憤せざるを得ないものが突きつけられるに違いない。ほろ苦いタイプか、激辛タイプか? そう考えていくと、次はハプニングによって発憤する人と発憤しきれない人とどのような違った人生を歩んでいくのか? ううむ、と考え込むことになります。今のままでいいんだよ・・・という生き方もありだとは思いますが、発憤して生き方を変える、運命を変えるという力強い生き方。我が社には後者のような発憤型人生を歩む人がもっと増えていくといいなぁ。自分の人生には目的と使命があります。そこに気づいている人は今のままでいい。が、気づいていない人には発憤するためのハプニングが必要だ。一体何が起こったんだ?と思うような、「What's 発憤ing?」的状況が人生を好転させるのではないだろうか? 考えはまとまりませんが、今後も継続して考えてみたいテーマです。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-23 06:20
| 経営
午前10時得意先訪問。11時10分しゅんの撮影。12時組合の理事会。1時半いったん帰社してから池田へ。池田で撮影3件。帯広に戻ってから撮影1件。午後5時帰社。それから商品撮影。6時半ワシントンホテルで同窓会幹事の総会。懇親会を途中で退席し、8時帰社。写真セレクト等行い、9時過ぎ帰宅。なんとか一通り業務完了。何か忘れているような気もするが・・・。
帯広で仕事をしていてよく聞くのは、「地域のために」という言葉です。たぶん帯広に限らず、釧路でも北見でも旭川でも札幌でも同じでしょう。経営者の言葉の中には「地域のために」が何度も出てきます。考えてみると、東京で仕事をしていたときには出てこなかった言葉だなぁ。「東京のために」と言っていた人はほとんど知らない。 エリアマーケティングや地域ブランドについて考えるときに、ここが大きなポイントになるのではないかと思いました。「地域のため」と考える人がどれだけいるか、どのように増やしていくか。「地域のため=自分のため」という当たり前の原則に気づいて、一緒に実践できるような仕組みづくりが大事だな。そのための活動をもっと推進する必要があるな・・・。昨日はM&Mの二人と得意先を訪問しながら、そんな夢のあるビジョンで盛り上がりました。 理念とビジョンを共有することができれば、あとはマーケティングの問題だ。利益を生み出す仕組みを作ることができるかどうか。この点はいくら考えて万全の体制をとったとしても、計算通りにはいかないものです。要はやってみるしかない。で、多くの場合失敗します。だが、僕は思うのですが、失敗を失敗と思ってはいけないのではないか? 動物占いでは僕は「失敗を失敗と思わない」タイプらしい。だからなおさらそう思うのでしょう。 「失敗」に対する解釈力を高めれば、失敗は失敗でなくなる。同様に「困った状況」に対する解釈力を高めれば、「困ったことは何も起こらない」という境地に達する。あとは自分がピンと感じるものに対して、どれだけのエネルギーを注ぐことができるのか? 過去に例がないから・・・的な窮屈な発想にとらわれると、どんどんおもしろくなくなっていく。解釈力こそ「自由」になるための重要な方策だな。そんな気がしてきました。 昨日は図らずも昼食を3回、夕食を2回食べることになりました。満腹状態の料理撮影は料理に対するイメージ力が極端に低下するので、実は避けるべきなのですが、解釈力の強化によって無事いい写真を撮ることができました。2回の夕食の後、冷凍タイ焼きを食べた。たいやき工房のタイ焼きは満腹状態でもおいしい。 ![]() ▲
by sogopt
| 2008-05-22 05:32
| 経営
|
ファン申請 |
||