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高原淳プロフィール
高原 淳
1961年北海道帯広生まれ 大阪芸術大学写真学科卒 雑誌・広告を中心にフォトグラファーとして活動 2000年帯広にUターン 2001年、ソーゴー印刷(株)代表取締役就任 2004年、雑誌「northern style スロウ」創刊を機に写真活動を再開 主な写真展 1985年「COMME JE SUIS」(6人展、Gallery・DOT) 1988年「再生」以来、Gallery・DOT(京都)にて定期的に個展開催 ・2005年10月「記憶の中の風景」(Gallery・DOT) ・2006年3月「記憶の中の風景」(弘文堂画廊) ・2007年11月「記憶の中の風景」(Gallery・DOT) ・2009年8月「スロウ20号記念展」(ファインアート器野) ・2010年5月「スロウなまなざし」(Gallery・DOT) ◎月刊しゅん http://shun.tv ◎しゅんプラス http://shun-plus.com ◎northern style スロウ http://www.n-slow.com ◎クナマガ日記 http://www.n-slow.com/blog/index.php ◎ソーゴー印刷 http://www.sogo-printing.com ライフログ
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いよいよ3月も月末。セカセカ&ザワザワ。しゅん編集部は昨日が発行日。今日は新入社員を受け入れるための机移動をしていました。僕も4月に向けて机を移動するが、それは明日。左へ3m平行移動するだけだが、金庫の移動もあるので大がかりなイメージ。
今日は眼精疲労が激しいので、一つのアイディアを実践してみた。パソコンのモニタを目に近づけてメガネを外して業務を行う。一日中パソコンに向かっているわけではないので、メガネをかけたり外したりの連続。それでも、眼精疲労対策にはこのほうがよさそうだ。メガネを外してパソコンに向かうとほとんど疲れない。これはいける。風景写真のセレクトが少し進んだ。 夕方5時から月刊しゅん5月号の表紙撮影。すんなり30分くらいで終了。いい感じだ。今日はこのくらいにして早めに帰宅しよう。 それにしても思うのですが、環境によって育つ人もいれば育たない人もいる。僕もやはり環境に影響を受けてしまうタイプだ。全く影響を受けないという人はまずいないだろう。しかし、本当はそれではいけないのではないか。環境に左右されずに、周囲の状況がいかに困難であっても着々とすべきことをする。それがプロというものなのでは? そういうプロといえる人が社内に何人いるだろう? 何人かはいるな。僕も広義においてはプロかもしれない。でも日常レベルではアマっぽいなぁ。考えが甘いからアマチュアなのか? そんな反省が自然と湧きだしてくる3月末。ひとっ風呂浴びて出直そう、4月は。 今月は信じられないようなミステイクがいくつもあった。連続技だ。それでも無事だし、元気で仕事をしている。不思議なものだ。これは来月に向けて、非常にいい兆候かもしれない。長いスパンでは必ずバランスがとれるようになっている。人生も事業も。あっ、これはN社長の言葉だった。ここ2ヶ月くらい失策が続いたから、春から夏にかけては運気も上昇するでしょう。 「動物占いの進化(深化)版」では、僕は「太陽グループ さばさば組のチータ」なんです。性格パターンを読むと、そのひとつに「失敗という概念がない」と書いてありました。まさにその通り。この占い、ほとんどあらゆる項目で驚くほど当たっています。思い込みかもしれませんが・・・。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-30 19:24
| 写真
昨日はほぼ一日、新入社員の人たちと行動を共にしました。朝9時半、車2台に分乗して寿御苑へ。10時から中小企業家同友会主催の合同入社式です。合同入社式は毎年寿御苑で行われているのに、なぜかホテル日航ノースランド帯広へ行こうとしてしまった。なぜなんだろう、僕のYahooカレンダーにはそう記入されていた。本当に誤解と勘違いの多い人間だ、僕は。
前日の日誌に記すのを忘れてしまったが、その理由はホテル日航ノースランド帯広の内覧会と披露宴に参加したためだと思われる。きっとそうだ。ノースランドさんは今まで以上にグレードアップしたという印象。客室のセンスもいいし、料理もおいしかった。 話は戻って、合同入社式。今年は十勝管内の新入社員63名が参加。人数は例年よりも少なめか? 我が社は逆に例年より大幅に多い10名の参加。一人ひとりの名前が呼ばれ、「よろしくお願いします」と発声するセレモニーがあるのですが、今年はおおむね元気のいい人が多かった。我が社のみんなも声がちゃんと揃っていて、しかも元気。練習したわけでもないのに、立派なものだ。感心しました。 それから新入社員代表のあいさつ、先輩社員代表のあいさつ。先輩社員代表は(株)ホーム創建の中島さん(彼女の「社員ブログ」はとても楽しい)。実は去年入社したばかりだったんですね。人は一年でこんなに成長するんだ・・・と感心しながら聴いていました。 さて僕のほうは、「新入社員の皆さんに贈る言葉」と題して話をさせていただきました。時計を見たら10時18分。僕の持ち時間は30分でしたが、10分くらい早めに進行しているので、勝手に40分しゃべってしまいました。新入社員の人たちの前で話をするのは、ふだんにも増して緊張します。途中1ヶ所間違ったことを言ったような気もするが、一通り話したいことを話しました。 後半はマナー研修。1時間の講義の後、名刺の渡し方、接客、電話応対・・・といったことの練習。僕はお手伝いという立場でした。いやはや、お手伝いしながら僕自身大いに学びました。僕もビジネスマナーの基礎が全然できていないなあ・・・そんな感じです。そんな反省をしながら会社に戻ったので、まずは机の上をきれいに片付けました。そういえば、数ヶ月前一度机をクリーンにしたんですが、いつの間にか戻ってしまった。よし、4月は机まわりの5S強化月間にしよう。新入社員の皆さんから学ぶことはいっぱいありそうです。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-29 19:40
| 我が社
朝、超早起きして、今日行われる合同入社式のあいさつをまとめる。一昨日いったんまとめたのですが、気が変わって内容を変えてみたんです。そうしたら時間がギリギリになってしまった。
昨日は帯広の森研修センターで先輩社員研修。社会人経験3~7年の先輩社員が10名参加。研修スタート時、ポロッと思いついて、「ハードめの研修をお願いします」と講師に伝えたら、実際ハードな研修になったようでした。新入社員時代にはちゃんと持っていたはずの初心ですが、年数がたつごとに薄れていってしまう。初心に戻ったつもりでも、やっぱり新入社員時代の初心とはちょっと違っている。やっぱり、新入社員は偉いなあ・・・と常々思います。 これで月、火、水と3日連続研修。最初の2日は新入社員、昨日は先輩社員。そして、今日はいよいよ、中小企業家同友会主催の「合同入社式」です。午前中が入社式で、午後がマナー研修。僕も丸一日新入社員の人たちと一緒。今朝はそのための約30分のあいさつをまとめていたのですが、果たしてちゃんと伝わるかな? ここ数日間、新入社員の人たちにどんなことを伝えたらいいのだろう・・・と考えていたら、やはりひとつの結論のようなものが見えてきました。最終的に会社の存在理由はここにしかないのではないか? 社員及び利害関係者を幸福に導く。実際にはこの理想通りには行かない場合が多いわけですが、ここに視点が合っていないと会社は間違った方向へ行ってしまう。経営理念はこの大前提に立って、幸福の中身について書かれたものであるべきではないか。そう思うようになってきました。会社の繁栄が先か、個人の幸福が先か・・・というよりも、それは表裏一体をなしています。どちらか一方ということはあり得ない。 したがって、社員は会社全体の利益を考えて働く必要がありますが、会社は一人ひとりの人生に対する手助けが必要なのではないか。余計な干渉ではなく、バックアップできるような仕組みが必要。しかし、現状ではまだまだまだまだ・・・と100位「まだ」が続きそうだ。経営者・幹部・社員全体の成長によってしか、会社の繁栄と個人の幸福は実現しません。コストも時間も手間もかかるが、自分を成長させるための勉強の場を常に作り続ける必要があります。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-29 06:27
| 我が社
午前中1件訪問先があった他は、ずっとデスクワーク。追われている感は大分小さくなってきたが、問題とミスが同時にいくつか現れた日でもありました。
ミスといえば特大のミス。僕は新入社員の皆さんに合同入社式の日程を1日間違えて知らせていたのでした。したがって、みんな水曜日だと思っていた。すみません。本当は木曜午前10時からです。昨日発覚しなかったら、大変なことになっていたぞ。ま、逆にいうと僕という人間を理解してもらうにはちょうどいい出来事だったかもしれないな。うん、そう考えよう。大事に至らなくてよかった。 昨日は新入社員研修の2日目。夕方には研修が終わり、みな元気な顔で会社にやってきました。それから合同入社式の説明を行い、社員証のための写真撮影。いよいよ、あとは入社を待つのみとなりました。 そんな元気な彼らをも見送りながら、僕は超苦手分野の諸問題にぶつかっていました。何が超苦手分野なのか、ここで明かすことはできません。はは、知っている人は知っている分野です。まあ、僕は得意なこと以外は苦手ですので、いっぱいあるといえばあるのですが・・・。 そういえば、「苦手意識の克服」というのは社会人にとって重要なことだ。僕も新入社員時代は電話を取るのが苦手だった(実は今も苦手)。苦手意識を克服しないと、一生引きずってしまう。これは窮屈なことなんです。のびのび仕事をしたいなら、まず基本的な物事に対して得意にならなければならない。あいさつ、電話、名刺交換、接客応対、商品説明、お詫び・・・。いろいろたくさんあるわけですが、一通りの型を身につけて、それに心を込めたり、個性をプラスできればOK。僕は正直言ってちゃんとできていないなぁ。だから窮屈感があるのかも。こうしたことを新入社員研修でちゃんと学ぶことができるっていいことだなぁ。 今日は入社3~7年目を対象とした先輩社員研修。10名参加し、同じ帯広の森研修センターで行います。こちらは一日研修。本当は僕も受講したいところですが、立場上できないのが残念。僕は基本スキルをしっかり身につけている人たちから、ちょっとずつ学ぶことにします。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-28 05:18
| 我が社
午前10時帯広市内で「スロウ」の取材。大袈裟にいえば長年の謎が氷解しました。逆にいうと、地元に住んでいながらそんなことも知らなかった・・・ということになります。そういうことって、けっこう多いかもしれない。それを明らかにするのが取材のおもしろさでもある。
午後1時、帯広の森研修センターで新入社員研修。12名参加。我が社の規模からすると異例の大人数。それだけ期待も大きい。一泊二日の日程。いよいよ始まった・・・そんな感じです。研修は講師の先生に任せて、2時帰社。それからひたすら写真選び。各方面から矢のような催促(?)。追われている感が一気に高まり、ペプシコーラツイストを飲んでしまう。それでも3時間ほどで選び終わり、渡すべき人にデータを渡す。 午後6時半、マイステージ北海道のTさんの送別会。旦那様の転勤に伴っての釧路引っ越し。春は別れと出会いの繰り返し。いつの日か釧路でもマイステージを立ち上げますからね。 今、我が社の事業は大きく分類すると、印刷、広告、出版、エリアマーケティングの4つあります。ところが、本当は4つあるのではなく、実はひとつなのだということに気づく必要があるのかもしれません。社内では部署が分かれているけれど、どの部署でもこの4つの仕事をすることができる。その気になれば。 視点をどう持つかなのです。印刷という広大な裾野の上に広告・出版・マーケティングがある、そう捉えることもできる。また、我が社の活動はすべてエリアマーケティングであるという考えから、印刷・広告・出版をツールにすることもできる。 異なる部署の異なる人が有機的に連携し合うことで生みだされるもの。それがこれからの新商品になっていきます。さらに言うと、我が社だけではなく、意欲と可能性を持った企業との有機的な連携も必要になってくるでしょう。事業領域やここの商品において、常にリフレーミングを行わなければなりません。そのための判断基準となる経営理念について、もっと社内に浸透を図らなきゃ・・・。そんな気持ちがムクムクと湧いてきました。 多くの人は「経営理念は会社のもの」という認識を持っていますが、実はそれは正確ではありません。会社のものであると同時に、自分のものであるべきもの。会社の経営理念と自分の人生の経営理念がセットになって、ようやく一本筋の通ったものになるのではないか? 最近ますますその意を強くしています。会社と自分の理念が共通の価値観によってつくられていれば、その人は我が社の中で成長・発展していくことができます。 あれれ? 理念の話になってしまった。今日伝えたかったのは、部署間の連携による相乗効果についてでした。今日は新入社員研修2日目です。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-27 05:56
| 経営
日曜朝はゆっくりめにスタート。11時帯広図書館、取材準備のための資料を探す。12時散髪。それから会社へ。ニセコで撮りためたデータをパソコンへコピー。借り写真の複写。礼状。なんだかんだと細かい作業をしていると、あれよあれよという間に時間が過ぎていく。気づくと夕方。
3月もあっという間に月末が近づいてきた。本当に早い。うかうかしていたわけでもないが、気づくと4月が目の前だ。すべきことが山ほどあるのに。 今日からいよいよ新入社員研修。楽しみなような心配なような。きっと新入社員の人たちも同じような心境でしょう。入社してよかったと思われるような会社であらねば。 新入社員に必要なことは、まず「楽しい自分」と「仕事好きな自分」をつくることでしょう。「楽しい」にはある程度幅があって、いろんな楽しさの表現があっていいと思います。要は自分が楽しんでいるかどうか。もちろん仕事ですから、単純な「楽しさ」では長続きしない。面倒で苦しいことも含んだ上での「楽しい」でなければ、10年も持ちません。 もうひとつの「仕事好き」というのは、自分の才能や将来性に自信が持てるかどうかという点にかかってきます。最初は勘違いと思い込みでOK。これを本物の自信にできるか? 知識・技術・経験を積み重ねるしかありません。そして、この積み重ねをする上で重要なのが「素直になること」。僕はこれが不足していたために10数年間遠回りしてしまいましたよ。本当に必要。今もまだ不足しているとパートナーからは言われ続けています。 多くの人にとって「素直」は一生の課題となるものでしょう。トレーニングが必要なんだな、きっと。僕の方法はアファーメーション、つまり言葉によって潜在意識に働きかけるやり方ですが、これは相当長期間かかる。差し迫って素直にならねばならないとき(変な言い方ですが)は、リフレーミングによって視点を変えることが有効です。ただ、多くの場合、リアルタイムにリフレーミングできず、一瞬または数時間タイミングが遅れてしまいがち。「あのとき、ああ考えておけばよかった。言うべき言葉を間違えた」といった事態になるわけです。したがって、リフレーミングのトレーニングも日常的に行う必要がありますね。 こうしたトレーニングを日常業務と並行して行う必要があるわけですが、これをいかに伝えていくか。もう少しわかりやすく説明できるようにならねばなりません。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-26 04:59
| 経営
土曜日。早朝一番!と思ったものの、なぜか起きられず、宿を出発したのは6時半。それから余市へ。ここ2日間書いた文章が僕にしてはやや批判的だった理由が判明しました。風邪でした。体調と気分と言動は連動しています。体調管理は本当に大切ですね。昨夜は梅干+ショウガ+番茶(正式名称は何だっけ?)とニンニク大量摂取。さらに7時間30分の睡眠。これでバッチリ回復です。さらに今朝は、なごみ温、それに柚子茶。総動員です。
話を戻します。9時、ニッカウヰスキー余市蒸留所へ。もう何度も来ていますが、この日は確かめたいことがあったので・・・。訪問目的とは別に、ニッカの創業のストーリーは何度見ても感動を覚えますね。今週「経営理念塾」を修了したばかりだから、今の僕にはなおさら感動的に映ります。創業者にとっては、理念の次にビジョンがあるのではなく、強烈なビジョンがあって次に理念が生まれるのだ。創業者と後継者との間にはやはり決定的な違いがあるなあ。だから後継者には「創業の精神」が必要なのだ。そう思いました。理念づくりに迷ったらまた来よう。 ニッカを後にしてからは体調が急速に悪化。途中何度も仮眠をとりながら、帯広に戻ったら午後6時。土曜日だから社内には数人しか残っていなかった。 昨日の業務はニッカ以外は収穫の少ない日となってしまった。ま、一つ収穫があればいいか。ニッカでいいっか? そうそう、昨日も時折景観について考えていた。人工物が何もなければ、どんな風景でもサマになるはず。自然の力で作られた景観であるならば。ところが、人間は環境を著しく作りかえる能力を持っているので、人間がいる限り、どこか不自然になる。自然じゃないから不自然。当然です。また、人間の立場としては自己の存在を否定するわけにはいかないから、不自然の中に意味と価値を見出さなければならない。そこで、その人工物が「美しいかどうか」という問題になってくる。人間だけが美にこだわるのは、人工物に囲まれているからだと思うのです。 美を語るなんて僕には恐れ多いが、建造物の場合は2つに集約されるのではないか? ひとつには、歴史・哲学・思想・ストーリーを秘めたもの。ニッカの場合はこれにあたる。古ければ古いほど味が出てくる。そしてもうひとつは、不自然であることを認識しながら、自然と調和させようという意識をもった建造物。わかりやすいところでは、ツリーハウスやログハウスみたいなものかな? 強烈な哲学・思想を持った人は少ないので、多くの場合は後者を考える必要がある。自然景観との調和を考えた建物。別に木造である必要はないと思いますが、少なくとも建物や看板類の配色は考慮せねば。 僕は人工物が適度に入った風景が好きなので、そこに人間ならではの美的感覚がほしいと時々思ってしまいます。北海道らしい人工的な風景としては防風林とかレンガのサイロといったものがいいなあ。やはり、原風景に近いものに魅せられる。不便であることを超越して、古い物を修復しながら100年、200年と使い続けるような文化が、北海道にも必要なのだと思います。 といいながらも、2年ほどすると新しいデジカメとパソコンがほしくなる僕ですが・・・。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-25 07:49
| 写真
早朝撮影は5時から7時まで。いったん宿に戻って態勢を立て直してから8時出発。今日はスロウのための撮影(取材はなし)。4ヶ所あったので丸一日かかるかも・・・と思っていたら予想外に早く終わった。なんとお昼過ぎには終わっていた。少し拍子抜け。で、睡魔に襲われ。車の中でそのまま眠った。そうしたら、やけに体が熱くなってだるくなってしまった。エンジンは切っていたというのに。もう春だ。
そんな調子だから午後からはあまり撮影にならず、取材のアポをとったり、細かな用事を済ます。で、気づいたら夕方。今日は早めに切り上げて、また明日早朝撮影だ。 夜は居酒屋。オーストラリア人でいっぱいのニセコにも普通の居酒屋はあった。ごく普通にホッケとか焼き鳥とかを食べる。最後は鮭茶漬け。何だかホッとした。今日は肉体的疲労のため眠ることに専念する。 ニセコ、京極、倶知安のあたりを撮影しながら、魅力的な景観とは何なのだろうということを考えた。本当の魅力って、僕にとっては素の魅力なのですが、素のままでは観光的にはうまくいかないのでしょう。それで人工的なものを加える。しばらくして人工的なものに人々は飽きる。で、さらに人工的なものを加える。人が住んでいるわけだから、人工物は必要。しかし、全体の調和であるとか、人の役に立つ人工物でなければ意味がない。意味のない人工物が多いように感じてしまうのは、たぶんビジョンの欠如。未来に対する想像力の欠如が一因だと思う。未来を想像できないほど疲れ切った人が多いのか? 現実的にならざるを得ないのか? 僕にはよくわかりませんが・・・。 自分たちが5年後、10年後どうあるべきなのかというビジョン。街づくりなら100年単位の長期ビジョンが必要ではないのか? 今はビジョンとはいえないビジョンがあまりに多い。目先の利益をとりあえず確定させようという動き。これが世界中を覆っている。それをビジネスと考えてしまうと非常に味気ない世の中、人生になってしまう。優秀そうな人ほど変だ。今は変そうな人が真っ当な時代なのかもしれない。 あれ?僕にしては批判的文章になってしまった。今は24日朝。意味不明な箇所を書き直していたのですが、文章のトーンは変わりませんでした。筋肉痛のせいかな? 書き直してもまだ意味不明だ。帯広に戻って頭がクリアになったら、景観について続きを書くことにします。 ![]() ↑真狩村の羊蹄山湧水。ここだけ切り取ると春ですね。すぐ横には、ボリタンクを持った人がいっぱい。プロっぽい感じで大量に水を採取していました。水は確かにおいしかった。 ▲
by sogopt
| 2007-03-23 18:21
| 写真
昨日は朝礼に出てから9時出発。ニセコまで6時間弱。それから料理撮影。撮影は2時間かからず終了。予約した宿が偶然近かったのでチェックイン後、またお店まで歩いて戻って夕食。ビールとワイン、それほど飲まなかったのに途中から急速に睡魔に襲われた。何しろ、3日連続日勝峠を越えてのロングドライブですから。
今朝は4時20分起床。空の様子を見て5時出発。特にあてもなくニセコを走り、特にあてもない写真を撮る。やっぱり正月撮影したときと同じような被写体に惹かれてしまう。精神状態もその時と同じだ。不思議だ。撮影していて少し胸が痛んだ。冬の撮影はどうしても内省的な心理状態の中で撮影することになる。だから冬のほうがいい感じの写真が多いのか? よくわかりませんが。 今日の発見はたくましい白樺の木でした。白樺って細くて弱々しい印象がありますが、これは狭い間隔に密集して植えられた白樺のこと。だから本当は弱くはないのだ・・・というような話を聞いたことがありますが、その通りの立派な白樺がありました。堂々たる白樺の枝振りに、これはダケカンバ?と一瞬思ったほどでした。自立しようと思えば、人はちゃんとたくましく育つのだ。僕の中では、もう勝手に白樺を人間に置き換えていました。やっぱり人に寄りかかって育とうとするようでは立派にはなれない。木でも人間でも同じだな。・・・と言いながらも、僕はみんなに助けられてばかりですから、前述のような内省的状態になるわけです。それがいい写真を生む。ってことは、寄りかかるのがいいのか、自立すればいいのか。わからなくなってきたぞ。これはあくまでも写真家の場合ですが・・・。 一般的社会人の場合には、必ず自立しなければなりません。自立には2種類あって、技術的な自立と精神的な自立。自分の職業を滞りなく行うための自立。これはたいていの人の場合一生懸命行います。が、精神的自立のほうがなおざりになる。人格的に成長せぬまま、10年、20年とたってしまうこともある。僕の現時点の考えでは、これは技術的成長がある時点で止まってしまうことが原因だと思う。技術や知識はどんどん突き詰めていくと、必ず精神的・人格的にもブレイクスルーする瞬間がやってくる。過去の延長線上でのみ仕事をしていると、目先の変化はあるがそれは成長にはつながらない。 あれ?何でこんなにシビアな書き方をしているのだろう? 力強い白樺を見てしまったからだな・・・。反省することしきりです。 ![]() ▲
by sogopt
| 2007-03-23 07:47
| 写真
今朝は6時50分ホテルをチェックアウト。地下鉄を乗り継いで赤坂へ。そうだ、話題のPASMOを買って使ってみたのでした、昨日から。なるほど便利。切符を買う必要がないって便利です。
赤坂ではスロウの取材。午前7時45分から約1時間。8時半には外出する・・・という話でしたが、おもしろい話がでるわでるわ。時間があっという間にたっていく。「いや、ここからが本番なんだが・・・」といわれましたが、こちらのほうが心配になってしまい、9時少し前に切り上げました。用事のほうは一体どうなったのだろうか? でも、今度改めて話をうかがいたいなぁ。歴史っておもしろい。通り一遍調べただけではわからない事実がいっぱい埋まっている。これって、本にしたらおもしろいかも。でも、話がすごすぎて書けないかな? さあ、飛行機に乗るまで時間がある。何の考えもなしに恵比寿へ向かう。東京都写真美術館にでも行こう。そんな気になった。マグナムの撮った東京(正式な展覧会名は忘れました)といった企画展でした。展覧会の感想はともかく、ほとんどがインクジェットプリントというのには驚いた。ほ、ほう。今の写真展って、こうなってきているんだ。印画紙とまるで区別がつかない。ブレッソンやアーウィットの作品はさすがに印画紙だった。しかし、インクジェットプリントも全然見劣りしない。額装されているためかもしれないが、印画紙である必然性は年々薄れてきている。断言できないがそんな気がする。 僕はデジタルを肯定的に捉えており、デジカメだからこそ僕も今こうして写真家として復活しつつあると思っているので、個人的にはいい傾向である。しかし、神秘的な暗室作業から生まれるオリジナルプリントに対して思い入れの強い人には受け入れがたいかもしれない。僕も気持ち的には肯定と否定、半々だ。最新作なら何の抵抗もないのだが・・・。複雑な思いに少し足取り重く、恵比寿の有隣堂で本を買う。新書ばかり5冊。中学生の時から新書が好きだった。今はちょっとした新書ブーム。読む本がいっぱいできて単純にうれしい。僕も新書ばっかり読んでいるから薄っぺらな人間なのかな? もう少し骨のある本も読もう。でも、新書には良書が多いと思う。 午後2時20分羽田発。4時千歳着。7時半帯広着。会社では数名仕事をしていた。お菓子だけポンと置いて帰宅。 明日はニセコで料理撮影だ。さっきまで忘れていたよ。朝礼だけ出て出発だ。風景もいっぱい撮りたいなぁ。 ![]() ↑千歳市郊外にて。何げなく走っていたら、白鳥がいっぱいいたのでビックリ。車がビュンビュン通るところなのに。 ▲
by sogopt
| 2007-03-21 22:52
| 写真
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