現在の経営理念が最高のものだとは思っていませんが、現時点でのベストのものであることは間違いありません。僕は一日一回は理念について考えて、これでいいのだろうか・・・と思うのですが、やはり現在の理念以上のものは湧いてきません。恐らく、その時が来たら天から降りてくるか、地から湧いてくるか、どちらかでしょう。
したがって、今はこれがベストです。だから、何か判断に迷ったら経営理念に照らし合わせて結論を導き出さなければなりません。理念に照らし合わせた判断をする限りは、大きな失敗はしないのではないか? 仮に失敗があったとしても、それは挽回可能な失敗。だから一時的に失敗したとしても、あきらめずにチャレンジすれば成功への必要なステップだといえるわけです。
しかし、理念からはずれた判断によって物事を実行すると、取り返しのつかない失敗に至る危険性があるのです。金銭的な損得ではなく、お客様からの信頼とか自分たちの志や誇りに関わる事柄だからです。だから理念とか価値観は非常に重要。ついでに理念の重要なパーツでもある事業領域の定義に対してはもっとも慎重であるべきだと僕は思っています。
本当のところ、いつも正しい判断をしているとは全然思っていませんが、判断した以上は正しいと思わなきゃいけない。本当に正しいかどうかは実践した結果によって決まるものです。だからA案でもB案でも成功すればどちらも正解。正しいと信じて力を出し切れる方を選べばいい。マイナス要因については一通り頭にインプットしておいて、あとは思い切るだけです。
(窓の外はポカポカ陽気かもしれません)