もう5日前の話ですが、とかちプラザ視聴覚室で行われた「セクシャルハラスメント防止セミナー」という2時間余りの講座を受けてきました。
なかなか有意義なセミナーでした。受ける前は男女対立型(?)、あるいは企業側の責任追求型の内容かな?と思っていたのですが、よくバランスの考えられたお話しでした。もちろん、セミナーの内容は企業としていかにセクハラを防止するかという実際的内容です。しかし、それ以前に講師の先生のニュートラルなスタンスがよかった。
時代は、というよりも人類は男性から女性主導へ移行しつつあります。女性主導社会の基本は「対立」ではなく「共感」なんですね。社会制度や男性側の意識の遅れはありますが、女性の意識改革は静かに確実に進んでいるような気がします。そうした一部の人々は対立よりも共感・協調しようとしています。理性文明から感性文明へ、論理から情緒へ、力から美へ・・・といった時流は、ここ帯広でも少しずつ大きな流れになりつつあるのです(ちょっと大袈裟か?)
今は時代の大きな過渡期にあるため、一方では株主資本主義や拝金主義の弊害が目立ったニュースになったり、ニートや高失業率が問題になったりします。しかし、数百年単位の時流を考えればまったく別な見え方がするのです。数ヶ月単位で変化する流行に右往左往するのではなく、短期的変化を把握しながらも長期的な視点を持ち続けたいものです。そのためには企業には理念・ビジョン、個人には志と夢・希望が必要です。