昨日は2度のピンチに出会いました。本当に生きた心地がしなかった。一時はどうなることかと思いました。「助からないと思っても助かってゐる」。京都にある河井寛次郎記念館で学生時代、この書に出会っていなかったら、このピンチは乗り切れなかったかもしれないな。
・・・などと大袈裟に書いてしまったが、昨日のは今考えると人生を左右するような大ピンチではなかったかもしれない。だが、昨日の時点ではホントにもうダメか?と思った。今年一番の重要な写真が「ない!」のである。決死の覚悟?で撮影した鴻之舞の力作(自分でいうのも変だが)がハードディスクの中に見当たらない・・・。肝を冷やしました。通常はリスク分散のため、DVDに焼いておくのですが、未整理のため後回しになっていたのでした。
結局、意外なところに写真の入ったフォルダが隠れていて、実はちゃんと写真がありました。なあんだって感じです。いずれにせよ「写真が見つからない」というだけで人生を左右させてしまってはいけません。写真が見つかった今となっては気楽に言えるのですが。
実はこの種のピンチってけっこうあるものです。些細なピンチなのに、それが決定的なピンチであるかのように錯覚してしまうこと。人によっては毎日あるのではなかろうか? ピンチって、ある状況に対する自分の解釈の仕方に他ならないわけです。「当然起こりうること」と考えることができれば、ピンチはピンチでなくなる。「ピンチはチャンス」という内容の本はいくつも読んでいますが、これは大ピンチに出会うことによって自分の潜在能力が発揮されるというものです。小ピンチの場合は軽~くあしらったほうがいいんだろうな、きっと。
小ピンチを軽くあしらうことができるようになるには、日々の習慣が大切です。人の言葉を好意的に解釈する(誰でも言い間違いはあると考える)、目の前の状況を受け入れる、過去に起こった出来事をプラスに解釈し直す、将来に対してプラスイメージを持つ・・・などです。
加えて、僕の場合は机の中だけじゃなくて、ハードディスクの中もきちんと整理すること・・・かな? 夜はどっと疲れて8時間爆睡しました。